VideoStudioでシンプルなBlu-rayを作成する方法

Corel VideoStudioでBlu-rayを作成する場合、二つの方法があります。

(A)VideoStudioのオーサリング機能を使う
(B)MyDVDを使う(VideoStudioX8.5以降に搭載されている)

【A】VideoStudioでBlu-rayを作成する

1.VideoStudioの操作画面で、[完了]タブをクリックし、[ディスク]をクリック、[ブルーレイ]をクリックします。

完了タブからディスクをクリックしてブルーレイを選択します

2.(初回のみ)ライセンスを購入していない場合はライセンス購入画面が表示されるので、クレジットカード、デビットカード、Paypalなどで決済します。(約900円。為替により変動)
Blu-rayライセンス購入後、PCの入れ替えや再インストールを行った場合は[ヘルプ]→[購入をリストア]で適用することができます。

3.動画ファイルを読み込みます。ドラッグ&ドロップして取り込んでも良いでしょう。

4.作成したいBlu-rayメディアの容量に合わせて、サイズを選び直します。(一般的なBD-Rは25GBです)

5.メニュー画面が必要な場合は「メニューを作成」にチェックが入った状態で「次へ」をクリックします。メニュー画面がいらない場合はチェックを外します。
POINT1 ここで各ファイル名を直しておくと、メニュー編集時楽です。
POINT2 チャプターや字幕ファイルの読み込みもココで設定します。

6.テンプレートから好きなデザインを選択します。今回はサムネイルがいくつも並ぶようなメニュー画面を作ろうと思うので、トラックを選びます。

7.今回はとてもシンプルなものにしたいので、それぞれのオブジェクトを非表示にしたいと思います。トラックを選択して右クリックし「オブジェクトを隠す」を選択します。同じように、トラックの陰や地面も選択して隠します。

8.「背景画/ビデオ」のアイコンをクリックし「このメニューの背景画を選択」をクリックします。

9.設定したい画像を選択し、開くをクリックして適用します。(自分で作成した画像やダウンロードした画像でも設定ができますが著作権は留意しましょう。

POINT!真っ白な画像や単色を背景にしたい場合はペイントで白い画像を作成すると良いでしょう。

↑白い画像をご用意しました。DLしてお使いください。

10.「カスタマイズ」をクリックして、サムネイルの枠(フレーム)のデザインを調整します。

11.「フレーム」をクリックして、レイアウトを選択し、任意のデザインを選びます。最大1ページに8個まで載せることができます。

12.タイトルをダブルクリックして編集します。ダブルクリックがうまく行かないときは、タイトルの上で右クリックして「編集」を選んでも編集ができます。「フォント属性」を選択すると、文字の形や色などを設定することができます。

13.「装飾の追加」をクリックすると、画像を追加できます。同じように「テキストを追加」をクリックすると文字を追加できるので、説明のページを作成したり簡単なアルバムが作成できます。(デフォルトの色が白のため、テキストの上で右クリックして「フォント属性」をクリックして色を変更する必要があります)それぞれ、不要であればDeleteキーを押すことで削除できます。

14.設定ボタンをクリックして画質などの設定を行います。空き容量に余裕があるなら「MPEG設定の変更」から画質のビデオデータレートの数値を上げてみましょう。(H.265のエンコードはIntelCPUを利用していて、マイクロソフトのビデオ拡張パックをインストールしている場合に利用できます)

15.ディスクラベルを設定します。わかりやすいタイトルを入力しましょう。「ディスクへの書き込み」のチェックを外し、下向きの>>をクリックします。「ハードディスクへのイメージファイルの作成」にチェックを入れます。(バージョンによってない場合は「ブルーレイフォルダを作成」を選択します。

16.途中でもこの段階でもよいので、こまめにプロジェクトを保存しましょう。「閉じる」をクリックして閉じる動作を行うとプロジェクトを保存できます。

17.「書き込み」をクリックしてファイルが作成できたら、一度VideoStudioを終了(保存)し、「ツール」から「ディスクイメージから書き込み(ISO)」をクリックします。フォルダマーク(赤枠)をクリックして、先ほど作成したISOイメージを選択し「コピー開始」を選択します。
※15の段階で「イメージファイルの作成」がないなどの理由でフォルダを作成した場合は、別途ライティングソフトで、完成したフォルダをまるまるデータライティングしてください。

【B】MyDVDでBlu-rayを作成する

1.まずVideoStudioで動画ファイルを作成します。出力する際は、「完了」ワークスペースから「コンピューター」を選択し、「MP4/H.264」などを選択します。MPEG2とMP4には「MyDVD」と書かれている設定がありますので、それを選択すると良いでしょう。数字が大きいほうが画質が良くなりますが、その分データのサイズが大きくなります。

2.Windows(スタート)ボタンをクリックして、Corel VideoStudioの中にある「VideoStudio MyDVD」を選択します。

3.DVD、AVCHD、Blu-rayのなかから、作成したいものを選択します。今回はBlu-rayを選択しました。「名称」は、自分が理解しやすい名前を入力します。できたらOKをクリックします。

4.メニュー画面のテンプレートを選択したり、右側のクリップの箇所に動画ファイルをドラッグ&ドロップします。

5.ライティングする場合は画面右上の炎のマークをクリックしてライティングします。

【感想】

VideoStudioの機能でBlu-rayを作成したほうが、より細かい設定が可能でした。

MyDVDは、完成している動画ファイルをササッとライティングすのであればメニューの種類も多く面白そうでしたが、「1ページめにいくつも動画を並べる」などの設定はできませんでした。

それぞれ良い点が違いますので、ぜひ使い比べてみてください。

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